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Last-modified: Mon, 26 May 2014 07:46:19 JST
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dc:creator や dc:contributor の書き方

一般に、dc:creator には著者が設定され、dc:contributor には2次的協力者、例えば著者には当たらない外部協力者であったり、翻訳者であったり、校正などの作業を行った出版社が設定されています。creator や contributor の"役割"をより具体的に示すためには、meta 要素を使います。

翻訳者をcreator にするべきかどうかは定かではありません。少なくとも1次著作者ではありません。したがって creator とする場合にも、原著者の名前を1番上に示す必要があり、翻訳者はそれより下に示す必要があります。

<metadata xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/">
    …
    <dc:creator id="creator">ABCD EFG</dc:creator>
    <meta refines="#creator" property="role" scheme="marc:relators">aut</meta>
    …
</metadata>

まず creator 要素に、その要素を唯一識別するための id 属性を設定します。次いで、その id 属性を参照する meta 要素を追加します。meta 要素の refines 属性に、先に creator に設定した id 属性の値を設定します。このとき、値の前には # を付けます。

この meta 情報が何の値を示すかを明示するために property 属性を設定します。値は role です。このメタデータの値がどのような型であるかを示すためには scheme 属性を設定します。ここで "型" とは、例えば数値であるか文字列であるかを判断するための情報を意味します。"役割" は、mark:relators 型の値です。

marc:relators として設定できる値は、MARC Code List for Relators に定義されています。ふつう、その役割の名称を省略したアルファベット3文字です。

ここに EPUB で使いそうな relators の値を一覧しておきます。

  • aut(author) : 著者
  • edt(editor) : 編集者
  • ill(illustrator) : イラストレータ
  • pbl(publisher) : 発行者、発行会社
  • trl(translator) : 翻訳者
  • cph(copyright holder) : 著作権保持者、団体

opf は使わない - EPUB 2.0 からの変更

EPUB 2.0 では opf:role="aut" などの記述を使って、著作者であることを明示していましたが、この方法は EPUB 3.0 では利用しないようです。

複数の著者を設定する

複数の著者 (creator) を設定する場合には次のようにします。ここでの "著者" は "貢献者" とは異なり、二次貢献者は contributor として設定することが推奨されています。複数の著者を設定するときは、筆頭著者、最も貢献した著者を1番上に設定します。

<metadata xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/">
    <dc:creator id="creator01">著者1</dc:creator>
    <meta refines="#creator01" property="role" scheme="marc:relators">aut</meta>
    <meta refines="#creator01" property="display-seq">1</meta>
    <dc:creator id="creator02">著者2</dc:creator>
    <meta refines="#creator02" property="role" scheme="marc:relators">ill</meta>
    <meta refines="#creator02" property="display-seq">2</meta>
</metadata>

refines 属性や 1つ目の meta 要素に設定される property 属性などの詳細はこのページの役割情報に関する解説を参照してください。

creator に対応する2つめの meta 要素の属性 property に、値 display-seq が設定されています。また meta 要素そのものの値は 1 や 2 です。これは表示順を明示するためのものですが省略することができます。著者の場合は表示する順序が前後しないので、この meta 要素は含める必要は実質的には無いでしょう。

省略でき、かつ冗長な情報とそのフォーマットは含めない方が良いです。2014年現在、EPUB はそのフォーマットが安定して運用できるとは言い難いです。2.0 から 3.0 移行までの変更を見る限り、これからまだ変更があるでしょう。変更を受ける可能性は減らしておくべきです。