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Last-modified: Sat, 14 Sep 2013 22:08:48 JST
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GPL

About

 GPLは大まかに次の要素を含むライセンスである。現在はVer3まである。バージョンによって変更点があるため十分調査すること。

利用条件

  • ソフトウェア(プログラム)は仕様、複製、変更、頒布、組み込みを許可される。
    • GPLのプログラムの全部、あるいは一部を用いて作られた新たなソフトウェアは、GPLであること。
  • ソフトウェアは、ソースプログラムと共に配布され、複製される。
    • 同梱しない場合は、ソースプログラムを入手する手段を設ける義務がある。
    • ソースコードの請求に、手数料を取ることはできない。
  • 原則として無保証で、対象のソフトウェアが原因のトラブルが生じても、制作者は責任を持たない。

考察

ユーザの義務はソースコードの配布と、GPLの派生物もGPLにすることです。一応商用について禁止する項目は存在しない様子なので、商用にしようと思えばできます。ただし一部のオリジナルが混在するとしても、GPLのプログラムを組み込んだ時点でそのオリジナル部もGPLを適用することが義務付けられるので、基本的には商用に向かないと思われます(とはいえ、積極的に販売している例もいくつか見受けられますが)。また、GPLのライセンスに従ったソースコードの要求に対して課金することはできません。

「静的リンクと動的リンクは、2次派生物になるのかならないのか」という議論がよく見られるが、翻訳のしようにも依るらしく"これだ"と述べる参考資料はありませんが。概ね GPL は形式に関わらずリンクされたプログラムも GPL を適用するべき、となっているようです。

GPL 利点はないのか

GPL で公開することにメリットはあるかどうか、採用することにメリットはあるかどうか、についてです。いくつか殴り書きをしておきます。

OSS の重要な一端を担うようなソースコードを提供すれば、それは大きな知名度の向上などにつながるでしょう。極めて優れたアルゴリズムを伴ったソースコード、例えば高速化などは高い評価を受けそうです。とはいえ、多くの人はそういったことに関わることが困難です。

GPL で公開することによって、第3者が改良したソースコードや、それを利用するアプリケーションのソースコードを無償で手に入れることができます。開発が停止して、自分では利用しそうにもないライブラリやソースコードを GPL で公開しておくと、もしかすると改良するユーザが現れるかもしれません。

kyo ago氏のTweetより

About

 Twitter上のkyo ago氏のTweetが秀逸に思えたので転載。GPLって「GPLウイルス」だとか「GPL汚染」だとか色々言われているから悪いイメージがあった。氏の様な考え方、上手い使い方を考える、というのは必要だと思う。

Tweets

  • 2012年5月3日 - 19:22
    • 個人的にGPLに対する否定的な意見は結構誤解に基づいてることが多い気がする。もちろんMITとかに比べれば制限は多いけど、正しく使えば非常に優秀なライセンスだと思うけどなぁ。。。
  • 2012年5月3日 - 19:28
    • 特に「他の会社には使ってほしくないけど、ソースは公開したい」場合GPLは非常に優秀なライセンス。ベンチャーとかが「技術力を提示したいのでソースを公開したいけど、そのソースを元に他社が同じそうなものを公開するのは困る」場合とか
  • 2012年5月3日 - 19:30
    • もちろん流用を制限できるわけじゃないけど他社もGPLで出さないといけないので非GPLのコードを絡めて公開することができなくなる。最初に作った会社は「外部へはGPLで公開してるけど、自分は非GPLで使う」って選択肢が取れるので自社では非GPLコードに依存して作れば簡単に流用できない
  • 2012年5月3日 - 19:38
    • ただし、これはソースの流用ができないだけであって、他の会社が同じアルゴリズム等を元に別形式のコードを開発すればそれはGPLライセンスのコードとは別のライセンスを設定できる。これを制限するには特許を取るのが一般的だけど、特許はGPLで制限されるので注意
  • 2012年5月3日 - 19:42
    • コードをGPLライセンスで公開した場合、そのコードに関連する自身の特許行使は制限される。これに関してはどうしようもないので、アルゴリズムの流用を制限したい場合、アルゴリズムの特許をとって特許に関する条項を削ったGPL的なものを作るのがいいかもしれない
  • 2012年5月3日 - 19:43
    • ただし、GPLは内容変えると「GPL」と名乗れなくなるので、もしGPLから特許に関する条項を除いたライセンスを作成する場合、GPLの名前は使用してはならない
  • 2012年5月3日 - 19:45
    • あ、名前だけじゃないか。その場合GPLの条文自体も著作権的に流用できなくなるはずなので、GPLの条文を元に自分で書き直す必要があるか。GPL自体に対する特許は調べてないけど、多分無いと思うので条文書き直せば大丈夫だと思う
  • 2012年5月3日 - 20:47
    • 小さい会社が全世界対象に自社開発した高度なプログラムとかで収益あげることを考えると、今のところGPL以上のライセンスはないかもしれない

Reference