LGPL
About
GPLをやや緩くしたもので、言い方は凄くよくないが比較的使いやすいライセンスである。
利用条件
- LGPLで開発されたプログラムの全部・一部を組み込んだ場合、独自開発部分についてはソースコードを公開する義務はない。
- 動的リンクで開発した場合、開発したソフトウェアについて、その独自ソースコードの公開は任意である。
- バージョンの違いなのか、動的リンクについても×とする資料がある。
- 動的リンクで開発した場合、開発したソフトウェアについて、その独自ソースコードの公開は任意である。
- LGPLで開発した該当箇所、もしくはそれを改変した場合は(請求に応じて?)公開する必要がある。
- リバースエンジニアリングを禁止することが出来ない。
- 該当個所以外はGPLとほぼ同様。
考察
リバースエンジニアリングを許可しなければならないものの、オリジナルの箇所は公開する義務がないので、GPLと比較して幾分商用利用がしやすいライセンスになっている。しかし動的リンクと静的リンクについてはGPL同様、意見が割れている、という資料を多く見かける。
Reference
- LGPL 2.1 Eng原文
- LGPL 2.1 Jpn翻訳
- 2013.03.09現在、日本語訳ページに英原文が掲載されています。
- 代わりに - GNU 劣等一般公衆利用許諾契約書
- LGPL 3.0 Jpn翻訳
- IT用語辞典
- e-words IT用語辞典
- LGPLと商用利用にまつわる話
- ほんとうは怖いLGPL