WindowsHomeServer(WHS)のリカバリ

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　文字通り家庭用サーバというかNasというか。そういう目的でWHSを利用していたんだけど、先日急に繋がらなくなった。Acerの「H340」なるモニタ出力が無い製品を利用していたため、主な原因は不明。現象としては次の様なことが起こり、リカバリするしか無くなった。結論から言うと、リカバリしてもダメだった。結局ファイル自身は生存していたので自力でサルベージすることになったのだが、当時の作業と現象を記録しておく。

画面出力が出来ないNASやファイルストレージは怖い。
- 万が一の場合に対処できない。ましてRAIDなど組んである製品は特に。
WHSそのものは悪い製品では無い。
- スタートアップや性能面は非常に優秀だし、殆どの家庭に十分な能力を持っている。
- 複数のHDDに分割されているものの、OSが死んだところでバックアップしていたファイルはHDDから容易にサルベージ出来る。

現象が起きた環境

製品
- Acer H340
ServerOS
- WHS-2000
ClientOS
- Windows7-64bit

今回起きた現象

リカバリ前
- 現象が起きたのはWHS2000
- 長い時間接続できない
  - 接続後、ファイルを閲覧しようとするとハングする。
  - リモートデスクトップでの接続も同様。
- 一応前日まではアクセス可能で、その日はWindowsUpdateがあった。
- ネットワーク上に存在はする。

リカバリ中
- リカバリに失敗する。
  - 数度のリカバリを繰り返した。
- 各リカバリ中に生じた現象もマチマチ。

リカバリ後
- リカバリ前と殆ど同様の現象が発生する。
- フォルダを展開するかブラウザを展開するとハングする。
  - ハングのタイミングに殆ど規則性は無い。
  - 今まで平気だった量ではあるが、
    一定以上の処理負荷をかけるとハングする様だった。
  - リモートデスクトップでも同様。
- ネットワーク上から頻繁に消失する。
- WHSのOS側だけ引き抜いて異なるPCに挿して稼働したが同様の現象が発生する。

最終的に取った対応

本体から全てのHDDを抜き異なるPCに全て接続。
- OSが含まれるHDDと、追加したHDDとに分かれてデータが保存されているため、それらをサルベージ。

　OSが入っていたHDDに、保存したファイルと同名・同容量のファイルが存在する。アクセスすると分かるが、正常に開くことができない。これはWHSがIndexを生成して管理していたためかと思われるが、間違ってもこちらのファイルをバックアップして、正常に開くことのできる異なるHDDに保存されたファイルを削除しない様に注意する。勿論OSが入っていたHDDに正常に開くことのできるファイルが存在することもあるので、ファイルをサルベージする場合は慎重に行うこと。