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Last-modified: Sat, 09 Feb 2013 10:29:06 JST
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開発資料コンテンツの作成について

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 自作・自社開発でない外部の開発環境・ライブラリについて、開発資料のコンテンツを作成することは有意義であると考えています(収益に繋がるかは別として)。公式で対応されている内容だけでは不十分であると思うこともしばしばあります。開発とその資料の作成を同時に行い、十分に整備することは難しいのかもしれません。ここでは資料を作る上で考えることをメモ書きしています。

汎用的な内容は公式で

 もし資料の作成にあたるのであれば、公式にある内容をリパブリッシュするような内容はできるだけ避けるべきです。更新に伴って内容を随時変更しなければならないし、公式の資料が充実化して来ることもありえます。最も大きな理由は"公式の情報こそが正しい情報"だからです。仮に公式にミスがあるのであれば、それを指摘して修正してもらった方がいくらかの価値があると思います。もしくは、その間違いのみを取り扱ったコンテンツを製作するべきです。

 しかし次の項目のように、ある一連の中で取り扱うために公式の内容を改めて取り扱う場合や、公式の特に重要な資料が分かりにくい場合にはこれの限りではありません。

非公式チュートリアル資料の価値は高い

 チュートリアルのように進められる資料の価値は非常に高いと考えています。なぜなら資料の製作者本人が実際に対象となる開発環境を利用して一定の成果が上がるまでの過程をまとめるためです。その結果、公式の資料で不足に思ったり、"こうすればよかった"というTipsが随所に含まれるからです。公式の資料は開発者側が作るわけですから、実際のユーザの視点から作られる資料はそういった点で差別化されるでしょう。

 逆にいえば資料を作ることだけに専念された資料は価値が低いのかもしれません。その開発環境を必要とする人は、将来的に利用する見通しを立てているであろうし、重要な点も良く知っているためです。要点が抑えられていない・不必要な情報が多い資料が学習意欲を削ぐことは学生時代の勉強経験から明らかです。

技術と目的が明らかである

 チュートリアル形式の資料は、そこで学ぶ内容とその利用目的が直結して提示されています。私が苦手な数学を勉強していた頃のように、何の目的をもってどのように利用されるかが分からない技術を学ぶ必要がなくなります。また具体的な内容が興味関心を惹くものであれば学習意欲も向上します。逆に目的に掲げられている内容が必要のない場合にはその項目をスキップして学習を効率化することもできるでしょう。チュートリアル資料では資料が最終的に目指している内容も明らかなので、資料を選抜する時点から、このメリットは働きます。

特定の小数が作る資料の価値

 また特定(1人あるいは数人)の人物が一貫して資料の製作にあたることにも価値があると考えています。チュートリアルの全編を通じて統一的な方針で作られること、統一的な技術レベルで作られることが期待できるためです。

 Webでは多くの技術資料(主にTips)が無料で公開されていますが、入門者がバラバラに散ったそれらを集めて開発環境の学習にあたることはないでしょう。まず統一的にまとめられた記事を参考にするはずです。2013年現在未だに紙の技術資料・書籍が充実し、売れる理由はこの点にあるのだと考えています。つまり書籍は内容がある程度一貫していることが保障されるのです。更に書籍が売れる理由は次の項目に示します。

まとまった非公式資料の価値

 あまり綺麗なことではありませんが、非公式に資料を作る人と、そうでない人と差が出ることがあります。それは価値の求め方の差です。開発環境やライブラリを製作して提供する側は、主たる提供物はそれそのものです。一方で資料を作り例えばそれを何かしらの収益(金銭・立場etc)にしようとする場合には、公式が提供する内容よりも優れた内容であることが求められるからです。そういう意味でも、非公式の資料には価値が出るような気がしてならないのです。