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Last-modified: Mon, 28 Oct 2013 05:23:01 JST
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ポケモン界におけるインド象を評価する

- The Evaluation of Indian Elephant in Pokemon world -

インド象の問題

ポケモン図鑑では度々インド象がポケモンの危険度を示す指標として用いられている。そこでポケモン世界におけるインド象のパラメータ(特に種族値)や"在り方"などを検証する。

インド象の記述が現れるポケモン図鑑

ポケモン図鑑においてインド象の記述は次の2体に現れているので資料として掲載する。

ゴース

種族値
HPこうげきぼうぎょとくこうとくぼうすばやさ
3035301003580

【赤・緑・ファイアレッド】 うすい ガスじょうの せいめいたい。ガスに つつまれると インドぞうも 2びょうで たおれる。

ライチュウ

種族値
HPこうげきぼうぎょとくこうとくぼうすばやさ
6090559080100

【赤・緑・ファイアレッド】 でんげきは 10まんボルトに たっすることもあり ヘタにさわると インドぞうでも きぜつする。 

ゴースから考察する

ゴースを構成する主成分はガスであると記した図鑑が多く存在し、それが毒性を示すことも同時に記されている。このことからゴースは基本的には物理的な打撃ではなく、搦め手でによってインド象を倒していることが窺える。特にインド象について言及しているカントー赤緑の図鑑では「つつまれると」とあるため、外気の遮断による窒息ないしは毒殺といった手段が考えられる。

ゴースの毒の強度を検討する

ポケモン図鑑に記されるゴースの毒の強度は、「きを うしなう(青・グリーン)」であるとか、「あいてを つつみこみ いきのねを とめる(銀・シルバー)」「だれでも きぜつする(ブラック・ホワイト)」と曖昧で、その強さは一律に検証されていないようである。そこでゴースの持つ毒の強度を検討する。

ポケモン界におけるポケモンのあり方が、"ポケモン"と称される者同士で相対することを前提としている、と考えると、「あいて」と記述されている場合や、対象を明記していない場合に図鑑が示すゴースの毒の被験者は、一律にポケモンであると仮定できる。その仮定が正しければ、ゴースの毒は基本的にはポケモンを気絶させる(行動不能:ひんし)程度の強度である。また2012年現在で最新のイッシュ図鑑では「"だれ"でも」の記述があることから、人間がその毒を浴びるケースも少なからず存在するようだが、「きぜつ」程度で済んでいる辺り、毒性はそれほど強くと推測される。ただし、インド象、ポケモン、人間に対して有効な毒であることから、特定の指向性を持った毒ではなく汎用的に広範囲に有効な毒であることはほぼ間違いない。

※ここでゴースが複数種類の毒を持ち、相手に応じて切り替えている可能性はあるが、いずれも強い毒性を示すものではないと推測される上、ここでは主要な問題では無いので検討しない。

ジョウト図鑑に記されている「いきのねを とめる」に関しては一般に"殺す"という意味である。そこまで強力な毒性を持っていると記した図鑑はジョウトの銀図鑑1種のみで、残りの図鑑は全て"行動不能"程度の記述である。この図鑑に関しては検証が十分でなかったのではないか、と推測する。偶然に毒性の強い個体が発現して、その個体のみを検証し図鑑に掲載してしまった可能性もある。

毒の強度や毒が有効である対象の情報から、ゴースのもつ毒の分類や成分を推定することができるかもしれない。しかしインド象を2秒で昏倒させるレベルの毒であるにもかかわらず、人間にも有効で且つ致死レベルでない強度の毒は現実世界には存在しないと思われる。

ゴースの"とくこう"から推定されるインド象のパラメータ

ゴースが打撃攻撃によってインド象を倒していないこと、殺傷能力は低いものの汎用的に利用できる毒を持っていることは推定できた。ゴースの"とくこう"の種族値が100と進化前ポケモンの割には高い数値を示すことから、推定結果に一定の信憑性はあるものと思われる。よってインド象は、"とくこうの種族値"100"を示すポケモンから攻撃を受けた際に、1撃あるいは2撃で"ひんし"状態になる程度の"とくぼう"と"HP"を持っていると推定される。

攻撃回数については図鑑の「2びょう」から想定した。1度の攻撃にそれほど時間をかけるとは考え難い。仮にインド象がゴースによって昏睡させられるまでの時間を計測する実験を行うとして、インド象が行動不能な状況に拘束されているとすれば、ゴースの攻撃が素直にヒットし、2秒程度で昏睡させることは想像に固くない。またインド象がゴースの攻撃から逃げ出しうる状況下で検証されているとして、生命本能に従って逃げまどう生物に対して何度も攻撃をヒットさせることは困難であるため、高い威力をもった一度の二度の攻撃がヒットしたと考える方が自然である。ただしポケモン界には弱点という概念があり、これについて考慮する必要がある。

弱点の可能性

インド象に対して毒による攻撃が有効であることはここで述べているが、インド象の弱点が毒である可能性がある。物理攻撃によって倒すことも不可能ではなく、しかし毒による攻撃が有効である、という事象は、ポケモン界における相性関係に近いとは言えないか。基本的にインド象に対して有効、あるいは無効(いまひとつ)であると考えられる属性は次のとおりである。

有効抵抗無効分類不能
ほのおくさあく
でんきかくとうドラゴン
こおりひこうゴースト
どくむしノーマル
はがねいわエスパー
じめん
みず

ゴースの使えるワザ

インド象について言及している第一世代カントー図鑑とゴースについて調査していると重要な問題に気が付く。野生のゴースはどくタイプの技を覚えない。かろうじて技マシンによって"どくどく"を覚えることができるが、図鑑に収録されるような内容に、人為的な操作が加わえられた個体の情報を含めることは考え難い。ゴースが使う"どく"とは、ポケモンバトルで利用することを目的としているのではなく、生命活動、例えば獲物を捕らえるときや、あるいはポケモンバトルにおける"きぜつ"以上の生命活動の危機に瀕したときに利用されるものであるのかもしれない。

なおゴースがレベルアップによって覚えることができ、大きなダメージが期待できる"わざ"には"ナイトヘッド"と"ゆめくい"がある。ナイトヘッドは自分のレベルの分だけダメージを与える技であるから、最大ダメージは100である。ゆめくいは威力100のエスパー・特殊タイプのわざである。繰り返しになるが、いずれも"どくタイプ"ではない。

インド象の身体的特徴から検証する

体重

2012年現在確認されているポケモンの内、最も重いのはグラ―ドンで950kg(/100=0.95t)でなる。一方でインド象の体重は4~5t([1]Wikiペディアより)であるため、単純に体重差でみれば4倍以上となる。単純な質量ではインド象の方がポケモンをはるかに上回ることになる。

速度・敏捷性

インド象はアジアゾウに分類され、およそ40~48キロで移動することができるという資料を発見した。この数値からインド象の"すばやさ"を推定できると考えたが、それは難しいことが分かった。その理由について先に述べる。

各ポケモン図鑑によればギャロップは走行開始時から10歩で最高速度である240kmに到達するということであったが、その速度の種族値は105である。全ポケモン中最速であるテッカニンの速度の種族値が160であり、値105~160の間に多くのポケモンが存在することを考えると、ギャロップも十分早いが驚異的な速度では無いということになる。新幹線張りの速度で走行できるにも関わらずである。この矛盾(の様な問題)は「すばやさ」が表す身体的特徴が、その走行速度(Speed)ではなく敏捷性(Agility)であると考えるのであれば解決する。実際にそれだけの速度で走行すれば周囲に尋常でない影響を与えるのは間違いないが、原作アニメともその様子は見受けられず、この理屈が通るのであれば、ギャロップを上回る速度、凡そマッハ2で移動するカイリューやピジョットが存在することにも説明が付く。ポケモンの"在り方"が、ポケモン同士が相対することを前提としているのであれば、図鑑やステータスに記されるパラメータの有効性は戦闘面に現れるハズで、この推定は真である可能性が十分にある。

ここではゴーストないしライチュウの攻撃が先制して当たるのであれば、インド象のすばやさの種族値は、ゴースのS80よりも低い値であろうと推定する。アニメでの各ポケモンの運動と実際の像の運動とを比較すればより詳細な値が推定できるかもしれない。なお同じS80にはフシギバナやカイリュー、アーボックなどがいる。ドンファンはS50である。

その他検討予定

  • 最小種族値のポケモンと比較
  • 人間の物理攻撃によってダメージを受けるポケモンが存在することから攻撃・防御を検討

ここまで分かっていること

  • 野生で出現するゴースの特殊攻撃1-2回によって"きぜつ"する程度の"とくぼう"と"HP"である。
  • 恐らくゴースやライチュウよりも"すばやさ"は低い。つまり"すばやさ"の種族値は100より低い。

References