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メタルラックの互換性を検証する
About
メタルラックを長年使っていると気になるのはパーツの互換性です。どこのメーカ用と名指しで出てないノーブランドのオプションパーツが販売されているのですからある程度の互換は効くはずなのです。そこで当然ながら非推奨で安全やあらゆる面からメーカー補償外の取り扱いになりますが、アイリスとルミナスのメタルラックについて互換を検証しました。
- 検証に用いた製品と購入年月日
- アイリスオーヤマ製メタルラック
- 2010年購入の25mmシリーズ
- ドウシシャ製ルミナススチールワイヤーシェルフ
- 2012年購入の25mm防水加工シリーズ
- アイリスオーヤマ製メタルラック
それぞれのメーカはパーツ互換について不可とし、また非推奨としています。このページの内容は非推奨の内容を取り扱っているために、これらのような扱いをした場合の一切の補償は適用されません。またページの著者についてもあらゆるトラブルや損益に対する補償等は致しかねます。
結論
このページの各項目のタイトルは互換についての結論を述べているのでリスト化しておきます。
ポールとポールの互換性はない
ルミナスとアイリスの25㎜ポールが結合できるか検証しました。結論から言うとできません。ねじ切りも微妙にですがずれてますし、ねじの深度が異なるのでポールをはめようとすると画像のように途中までしか入りません。当たり前ですがねじ穴が痛むので非推奨です。
画像左は上に連結しているのがアイリス製、下がルミナス製です。当然ですが上下を入れ替えても互換はありません。画像右は左がアイリス製、右がルミナス製です。同じ商品をごっちゃにして保存してもこれなら見分けがつきます。
脚部オプションは互換性がある
ルミナスとアイリスの25㎜ポールの脚部パーツ、キャスターやアジャスタが使いまわせるか検証しました。結論から言うとできるようです。"モチロン非推奨です"がねじ切りも合っているように見えますし、実際に結合させてみた所ぐらつきもなく、また最後まで入りキッチリと固まります。
画像左のパーツは左がルミナス、右がアイリスの製品です。また実際に結合させている画像右はアイリスのポールにルミナスのアジャスターを差し込んだところです。組み合わさっているのが確認できると思います。とはいえ非推奨、他社製品同士の組み合わせです。(耐荷重)耐久テストもしてませんし、できることならやらないほうが良いのです。
ポールと棚の互換はある
ルミナス25mmの棚とアイリスの25㎜ポールが使いまわせるか検証しました。結論から言うとできるようです。"モチロン非推奨です"が特に問題なくハマります。スリーブ(留め金・くさび)はアイリス製品を使っています。互いに棚の穴を25mm径で生産しているので一定の互換はあります。ただし耐久テストはしていないので、扱いには十分に気を付ける必要があります。
4つのポールは全て同じポールを使うこと
互換があって仮に耐久も満足いくとしても、4本のポールは全て同じメーカのポールを使うことを推奨します。ポールの節目の位置のずれがあるかもしれないからです。検証の上で行うのであれば実用レベルでは問題ないかもしれませんが、ここでは検証を行っていません。
アイリス、ルミナスともに棚板の位置を決めるスリット(切れ込み・溝)は2.5cm間隔ですが、これがズレている可能性があります。また、同社の製品であってもポールの長さによって位置がズレている可能性があります。特に2つ以上の部品を組み合わせて使う延長式のポールはズレの可能性があります。何かの拍子に検証する機会があれば追記します。
留め具(スリーブ・くさび)の互換について
これについてはいくつか検証する対象があるので項目タイトルに結論を入れることができませんでした。
留め具の突起の位置はズレがあるので併用しない
アイリス製の留め具とルミナス製の留め具とで突起の位置は微妙にずれています。よって留め具をそれぞれルミナスとアイリスを組み合わせて使うことは良くありません。留め具同士はハマりますし、突起のズレもmm単位なので強引に設置することはできますが、耐久制度などに問題が出る可能性があります。
留め具の突起・ポールの溝はほとんど同じ大きさ
本当に小さな単位であって専用の測量機がなければ測れませんが、留め具の突起とポールの溝の大きさはアイリス製もルミナス製もほとんど同じです。よって互換性はあります。当然ですがメーカ非推奨ですし、微妙な違いで耐久性は落ちるかもしれませんが微々たる範囲でしょう。